症状
3ヶ月以上続く咳や痰
慢性気管支炎の症状は以下のとおりです。
● 長引く咳や痰
● 微熱
● 息切れ など
鼻水やのどの痛み、微熱など、かぜのような急性気管支炎の症状から始まることがあります。
その後、咳と痰だけが残り、数週間〜数ヶ月続きます。
また、階段を昇り降りしたりすると息切れなどの症状がでることがあります。
原因
原因の大半を占めるのが喫煙による影響
慢性気管支炎の主な原因は以下のとおりです。
● 喫煙
● 加齢
● アレルギー
● 大気汚染
● 百日咳などの感染症
● 副鼻腔気管支症候群
● びまん性汎細気管支炎
原因として大半を占めるのが喫煙による影響です。
診断と治療
慢性気管支炎の診断
慢性気管支炎の診断は、症状とその症状が続いている期間から判断します。
似たような症状が見られる肺炎や肺がんなどと区別するため、胸部レントゲン検査や血液検査、胸部CT検査などを行います。
慢性気管支炎の治療
慢性気管支炎の治療では、薬による治療が一般的です。
痰の刺激で咳が出ていることが多いため、痰を出しやすくする薬や、炎症を繰り返したことで気管支が厚く狭くなっているため、気管支拡張剤が処方されます。
また、治療の前提として、喫煙をしている方は禁煙をする必要があります。
予防
禁煙しましょう
喫煙の習慣は、慢性気管支炎の原因になります。
慢性気管支炎を予防するためには、禁煙することが何よりも大切です。
医療機関受診のポイント
咳や痰が3ヶ月以上続いたら受診を
長引く咳や痰は、慢性疾患だけでなく、肺炎や肺がんなどほかの病気の可能性もあります。放置せず、一度受診するようにしましょう。
診察室で医師に伝えること
診察の際は医師に以下を伝えましょう。
● いつから、どのような咳が出ているか
● 痰は出るか、出る場合は色は何色か
● 発熱はあるか
● アレルギーはあるか
● 喫煙の習慣はあるか(過去にある場合も)
受診すべき診療科目
● 内科
● 呼吸器科