疾患
RSウイルス感染症は、小児によくみられる呼吸器の病気です。日本では冬に流行する傾向があります。症状は発熱・咳・鼻水など風邪によく似ています。大人は感染しても軽い症状で済むことが多いですが、1歳未満の乳児は重症化しやすいため注意が必要です。
診療科目
からだの部位
分類
症状
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。感染力が強く、短期間で多くの人に感染が拡大します。日本では、例年、12〜3月頃にかけて流行します。38度以上の発熱と全身のだるさ、関節痛や筋肉痛などの症状が比較的急速にあらわれます。
喘息とは、気管支の慢性炎症が原因で、発作的に激しい咳や呼吸困難などの症状を起こす病気です。気管支喘息ともいいます。発作が起きると、呼吸のたびにヒューヒュー、ゼーゼーという音が鳴るのが特徴です。原因はアレルギー反応であることが多いです。
気管支炎とは、気管支に炎症があることで咳や痰などの呼吸器症状がみられる病気の総称です。急性気管支炎はウイルスなどの感染症によるものが大半です。かぜの鼻水やのどの痛みに続いて、咳や痰の症状が出ることが一般的です。数日〜1週間程度で症状は治まります。
クラミジア肺炎とは、クラミジアの感染により肺に炎症が起こる病気です。症状は、咳や痰、息切れなどが見られます。原因は、トラコーマ・クラミジアと肺炎クラミジアの2種類。トラコーマ・クラミジアはクラミジア性感染症の母親から分娩時に感染します。
間質性肺炎とは、肺を支える組織である間質に炎症を起こることで咳や息切れなどの症状が続く病気です。肺が硬くなり伸縮に障害が起きて、体内が酸素不足の状態になります。痰を伴わない乾いた咳や動作時の息切れが起こり、進行すると、安静時でも呼吸が苦しい状態になります。
肺炎とは、肺に炎症が起こることで、発熱、咳、痰、息切れなどの症状がみられる病気です。原因は、細菌感染、ウイルス感染、アレルギーなど様々です。肺炎は日本人の死因第4位(平成28年厚生労働省の調査より)の病気です。肺炎で命を落とす方の大半は65歳以上の高齢者です。
胸膜炎とは、肺を包む膜=胸膜に何らかの原因で炎症が起こる病気です。主な症状は、胸の痛み、呼吸困難、咳、発熱などが見られます。細菌やウイルスの感染、膠原病、がんなどが原因で起こります。原因によって治療方法は異なります。
百日咳とは、百日咳菌に感染することで、咳の症状が強く出る感染症です。四種混合ワクチンの定期接種により患者数は減っています。感染すると、風邪のような症状の後に息を吸う間もないほど短い咳が連続して出ます。嘔吐を伴うことも少なくありません。
マイコプラズマ肺炎・気管支炎とは、マイコプラズマという細菌に感染することで気管支や肺に炎症が起こる病気です。比較的若い人がかかりやすい肺炎です。症状は、38度以上の高熱、咳、痰、発疹などが見られます。飛沫感染、接触感染で感染が拡大します。
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