疾患
食道裂孔ヘルニアとは、本来、横隔膜の下にあるべき胃の一部が横隔膜より上に出ている状態をいいます。加齢による食道裂孔の拡がり、肥満や妊娠などによる腹圧の上昇が原因となります。逆流性食道炎の一因となり、胸やけや吐き気などの症状を引き起こします。
診療科目
からだの部位
分類
症状
機能性ディスペプシアとは、胃粘膜に何の異常も見られないにも関わらず、慢性的な胃もたれや胃痛などの症状がある病気です。明確な原因はわかっていませんが、精神的なストレスが関係していると考えられています。治療は対症療法と、食生活の見直しが中心となります。
胃・食道ポリープとは、胃や食道にできるイボ状の突起物の総称です。大腸ポリープとは異なり、胃・食道ポリープのほとんどは良性です。ポリープの大きさにもよりますが、自覚症状はほとんどありません。治療は行わず、経過観察になることが多いです。
逆流性食道炎は、胃からの逆流を防ぐ本来の食道の機能が低下することで、胃液や胃の内容物が食道に上がってくることで、食道の粘膜に症状が起き、さまざまな症状が現れる病気です。代表的な症状は、胸やけ、胸のつかえ、げっぷがよく出る、口の中が酸っぱい(呑酸)などです。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染症は、胃の中に生息しているヘリコバクター・ピロリ菌による感染症です。ピロリ菌がつくりだすアンモニアが胃粘膜を刺激して胃炎や胃潰瘍を発症させます。慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍だけでなく、胃がんの原因にもなります。
消化管カンジダ症とは、消化管である食道や胃に起こるカンジダ感染のことをいいます。カンジダは真菌の一種で常在菌です。免疫力が低下したときに勢力を増し、胸やけやみぞおちの痛み、嚥下痛など、逆流性食道炎とよく似た症状を引き起こします。
病気を調べる