疾患
消化管粘膜下腫瘍とは、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸の粘膜下の消化管壁内にできる腫瘍の総称です。さまざまな種類があり、消化管の部位ごとに発生する腫瘍は異なります。すべてが悪性というわけではなく、良性のものもあります。自覚症状はほとんどありません。
診療科目
からだの部位
分類
症状
慢性胃炎とは胃の不快感が長期間にわたってつづき、繰り返し胃炎が起こる状態です。急性胃炎が慢性化したものではありません。食後の腹痛、胃もたれ、食欲不振、吐き気などの症状が見られます。治療は薬で症状やわらげる対症療法とピロリ菌の除菌が行われます。
胃・食道ポリープとは、胃や食道にできるイボ状の突起物の総称です。大腸ポリープとは異なり、胃・食道ポリープのほとんどは良性です。ポリープの大きさにもよりますが、自覚症状はほとんどありません。治療は行わず、経過観察になることが多いです。
大腸ポリープとは、大腸にできるイボ状の突起物の総称です。腫瘍性と腫瘍性以外のものがあります。腫瘍にも悪性と良性があり、大腸ポリープ=大腸がんではありません。腫瘍性で5mm以上のものは、内視鏡手術等で切除します。自覚症状はほとんどありません。
乳糖不耐症とは、乳糖を分解する働きが弱くなることで、下痢や腹痛などの症状をきたす病気です。乳糖は糖類の一種で、乳製品などに含まれます。先天性と他病気が原因で起こる続発性があり、大半は続発性です。乳製品のアレルギーとは異なります。
悪心とは、喉から胸、胃にかけて感じる、吐きそうな感覚のこと。いわゆる「吐き気」。原因はさまざまです。逆流性食道炎などの胃腸の病気、偏頭痛などでも症状の1つとして悪心を感じます。重篤な病気の前触れとしても悪心を感じることがあります。
虚血性大腸炎とは、大腸の末梢血管の血流障害により大腸に炎症・潰瘍・壊死が起こる病気です。虚血性大腸炎は、腸に要因がある場合と、高血圧や糖尿病などで血管に要因がある場合があり、中高年に多く見られます。急激な腹痛と鮮血をともなう下痢がみられます。
潰瘍性大腸炎は原因のわからない難病の1つです。腸に慢性的な炎症が起き、腹痛や粘血便、下痢などの症状が見られます。症状は治まったり、また出たりを繰り返すのが特徴です。明確な原因はわかっていませんが、精神的なストレスでも症状が悪化します。
逆流性食道炎は、胃からの逆流を防ぐ本来の食道の機能が低下することで、胃液や胃の内容物が食道に上がってくることで、食道の粘膜に症状が起き、さまざまな症状が現れる病気です。代表的な症状は、胸やけ、胸のつかえ、げっぷがよく出る、口の中が酸っぱい(呑酸)などです。
食べ物以外の物質を口から飲み込んでしまうことを異物誤飲といいます。医薬品やタバコを飲み込んだ場合は毒物誤飲といいます。乳幼児や認知症などで判断力が低下している高齢者に起こりやすい事故です。小児でもっとも多いのは、タバコの誤飲事故です。意
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