疾患
慢性胃炎とは胃の不快感が長期間にわたってつづき、繰り返し胃炎が起こる状態です。急性胃炎が慢性化したものではありません。食後の腹痛、胃もたれ、食欲不振、吐き気などの症状が見られます。治療は薬で症状やわらげる対症療法とピロリ菌の除菌が行われます。
診療科目
からだの部位
分類
症状
乳糖不耐症とは、乳糖を分解する働きが弱くなることで、下痢や腹痛などの症状をきたす病気です。乳糖は糖類の一種で、乳製品などに含まれます。先天性と他病気が原因で起こる続発性があり、大半は続発性です。乳製品のアレルギーとは異なります。
悪心とは、喉から胸、胃にかけて感じる、吐きそうな感覚のこと。いわゆる「吐き気」。原因はさまざまです。逆流性食道炎などの胃腸の病気、偏頭痛などでも症状の1つとして悪心を感じます。重篤な病気の前触れとしても悪心を感じることがあります。
虚血性大腸炎とは、大腸の末梢血管の血流障害により大腸に炎症・潰瘍・壊死が起こる病気です。虚血性大腸炎は、腸に要因がある場合と、高血圧や糖尿病などで血管に要因がある場合があり、中高年に多く見られます。急激な腹痛と鮮血をともなう下痢がみられます。
ウイルス性胃腸炎は、ウイルス感染により、下痢や腹痛、吐き気や嘔吐の症状が現れる病気です。ノロウイルスとロタウイルスが原因となることが多く、子どもや高齢者は重症化しやすいため、保育園・幼稚園や学校、病院、介護施設などで集団感染しないよう注意が必要です。
胃酸により、胃の粘膜がただれて深く傷ついた状態を胃潰瘍、十二指腸の粘膜がただれて深く傷ついた状態を十二指腸潰瘍といいます。腹痛や胸やけ、吐き気、吐血などの症状があります。ピロリ菌の感染が原因になることが多く、ストレスも関係します。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染症は、胃の中に生息しているヘリコバクター・ピロリ菌による感染症です。ピロリ菌がつくりだすアンモニアが胃粘膜を刺激して胃炎や胃潰瘍を発症させます。慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍だけでなく、胃がんの原因にもなります。
感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌、寄生虫など感染性病原体が原因となる胃腸炎症状の総称です。下痢や嘔吐、お腹が痛いなどの症状が出ます。子どもや高齢者は感染しやすく、かつ症状が重くなりやすいため、周囲で流行している時期には予防に努めるようにしましょう。
アニサキス症は、魚介類に潜む線虫のアニサキス虫が胃や腸などの体内に侵入してさまざまな症状を引き起こす病気。アニキサス症の中で多いのは胃にアニキサス虫が侵入し、激しい上腹部痛、吐き気、嘔吐などの症状を引き起こします。
病気を調べる