疾患
気胸とは、肺に穴が空いて胸腔内に空気が漏れ出てしまいう状態です。自然気胸とは明らかな理由もなく発生する気胸のことです。主な症状は、突然の胸の痛み、息苦しさ、咳などです。長身で痩せ型の10代後半〜30代くらいまでの若い男性に多く発生します。
診療科目
からだの部位
分類
症状
慢性閉塞性肺疾患とは、タバコなどの有害物質を長期に渡って吸い込むことで呼吸障害を起こした状態です。COPDとも呼ばれています。初期には自覚症状がないことが多いですが、動作時の息切れから安静時でも呼吸が苦しいという状態に進行します。
気管支拡張症とは、何らかの原因で気管支が慢性的に拡がったまま元に戻らない状態をいいます。気管支が拡張した状態では細菌などが侵入しやすくなり、咳や痰などの症状がみられます。痰がたまることで細菌が繁殖しやすく気管支炎や肺炎にかかりやすくなります。
咳喘息とは、気道が刺激に敏感になっていることで、咳の症状が長く続く病気です。症状は、咳のみです。気管支喘息とは異なり、ヒューヒューゼーゼーという喘鳴はありません。かぜなどの感染、冷たい空気、タバコの煙、花粉やハウスダストなど様々な刺激が咳を引き起こします。
誤嚥性肺炎とは、飲み込む機能が低下することで食べ物などが誤って気管支や肺に入ってしまうことで起こる肺炎です。口の中の細菌が気管支や肺に入り込むことで炎症を起こし、肺炎となります。高齢になると嚥下機能が低下することから、高齢者に多い肺炎です。
肺腫瘍とは、肺にできる腫瘍のことです。良性と悪性がありますが、良性は肺腫瘍全体の2~5%程度で悪性に比べてまれだといえます。肺の細胞からできた腫瘍=原発性肺腫瘍と、ほかの臓器から転移してできた腫瘍=転移性肺腫瘍があります。悪性は、いわゆる肺がんのことです。
非結核性抗酸菌感染症とは、結核菌以外の抗酸菌に感染することで発症する病気です。非結核性抗酸菌は、土壌や水などの環境にいる菌です。結核菌とは異なり、人から人には感染しません。肺や皮膚に感染することが多く、咳や痰、発疹、倦怠感などの症状がみられます。
気管支炎とは、気管支に炎症があることで咳や痰などの呼吸器症状がみられる病気です。3ヶ月以上、咳や痰の症状がつづく場合を慢性気管支炎といいます。慢性気管支炎の原因は百日咳などの感染症や喫煙、アレルギーなど様々です。
かぜ症候群とは、一般的には「かぜ」と呼ばれます。上気道である鼻やのど(咽頭・喉頭)に、急性の炎症をきたす症状の総称です。気管や気管支、肺といった下気道に広がった炎症も、かぜ症候群とすることが最近では増えてきました。
急性咽頭炎とは、ウイルスや細菌による感染により、のどに炎症が起こった状態です。主な症状はのどの痛みなどですが、炎症が広がることで鼻水や咳、痰、発熱などの症状を伴います。花粉や黄砂が原因になることもあります。
病気を調べる