疾患
逆流性食道炎は、胃からの逆流を防ぐ本来の食道の機能が低下することで、胃液や胃の内容物が食道に上がってくることで、食道の粘膜に症状が起き、さまざまな症状が現れる病気です。代表的な症状は、胸やけ、胸のつかえ、げっぷがよく出る、口の中が酸っぱい(呑酸)などです。
診療科目
からだの部位
分類
症状
食べ物以外の物質を口から飲み込んでしまうことを異物誤飲といいます。医薬品やタバコを飲み込んだ場合は毒物誤飲といいます。乳幼児や認知症などで判断力が低下している高齢者に起こりやすい事故です。小児でもっとも多いのは、タバコの誤飲事故です。意
ウイルス性胃腸炎は、ウイルス感染により、下痢や腹痛、吐き気や嘔吐の症状が現れる病気です。ノロウイルスとロタウイルスが原因となることが多く、子どもや高齢者は重症化しやすいため、保育園・幼稚園や学校、病院、介護施設などで集団感染しないよう注意が必要です。
カンピロバクター感染症は、カンピロバクター属の細菌感染による胃腸炎です。食べ物や水から感染する食中毒の一種で、口を通して感染(経口感染)します。他の細菌による感染性胃腸炎(食中毒)と同様、腹痛、嘔吐、下痢などの症状が見られます。
胃酸により、胃の粘膜がただれて深く傷ついた状態を胃潰瘍、十二指腸の粘膜がただれて深く傷ついた状態を十二指腸潰瘍といいます。腹痛や胸やけ、吐き気、吐血などの症状があります。ピロリ菌の感染が原因になることが多く、ストレスも関係します。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染症は、胃の中に生息しているヘリコバクター・ピロリ菌による感染症です。ピロリ菌がつくりだすアンモニアが胃粘膜を刺激して胃炎や胃潰瘍を発症させます。慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍だけでなく、胃がんの原因にもなります。
急性虫垂炎は、小腸と大腸のつなぎ目の付近にある虫垂という器官が炎症を起こした状態。一般的に盲腸炎と呼ばれています。ウイルスや細菌の感染、ストレスや過労などにより発症すると考えられています。右下腹部に痛みが集中し、押すと痛みが強くなるという症状が見られます。
感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌、寄生虫など感染性病原体が原因となる胃腸炎症状の総称です。下痢や嘔吐、お腹が痛いなどの症状が出ます。子どもや高齢者は感染しやすく、かつ症状が重くなりやすいため、周囲で流行している時期には予防に努めるようにしましょう。
出血性腸炎とは、薬剤性腸炎の一種で、抗生物質などの薬の副作用で腸の壁に炎症や潰瘍が起きる病気のことです。急激な腹痛や下痢、下血などの症状が見られる急性の病気です。原因となっている薬剤の投与を中止することで、数日〜1週間程度で症状が治まります。
過敏性腸症候群とは、検査で明らかな異常が認められないにもかかわらず、便秘や下痢など腹部の不調が続く病気です。ストレスやプレッシャーが原因と考えらています。日本でも患者数は増えており、特に20〜40歳代のサラリーマン世代に多く見られます。
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