疾患
肺のガス交換の機能が低下することで、体内の酸素が減少し、血液中の酸素分圧が60mmHg未満になった状態を呼吸不全といいます。この状態が1ヶ月以上続くことを慢性呼吸不全といいます。肺の病気、神経や筋肉の病気などで引き起こされます。
診療科目
からだの部位
分類
症状
肺腫瘍とは、肺にできる腫瘍のことです。良性と悪性がありますが、良性は肺腫瘍全体の2~5%程度で悪性に比べてまれだといえます。肺の細胞からできた腫瘍=原発性肺腫瘍と、ほかの臓器から転移してできた腫瘍=転移性肺腫瘍があります。悪性は、いわゆる肺がんのことです。
非結核性抗酸菌感染症とは、結核菌以外の抗酸菌に感染することで発症する病気です。非結核性抗酸菌は、土壌や水などの環境にいる菌です。結核菌とは異なり、人から人には感染しません。肺や皮膚に感染することが多く、咳や痰、発疹、倦怠感などの症状がみられます。
胸水は、肺が膨らんだり縮んだりする動きをスムーズにするために必要で、少量はあるのが正常な状態です。病気としての胸水は、レントゲン検査などでわかるほど胸水が胸にたまってしまっている状態です。肺や心臓が圧迫されるため、胸の痛みや呼吸困難などの症状が見られます。
気管支炎とは、気管支に炎症があることで咳や痰などの呼吸器症状がみられる病気です。3ヶ月以上、咳や痰の症状がつづく場合を慢性気管支炎といいます。慢性気管支炎の原因は百日咳などの感染症や喫煙、アレルギーなど様々です。
かぜ症候群とは、一般的には「かぜ」と呼ばれます。上気道である鼻やのど(咽頭・喉頭)に、急性の炎症をきたす症状の総称です。気管や気管支、肺といった下気道に広がった炎症も、かぜ症候群とすることが最近では増えてきました。
アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質を鼻から吸い込むことで、鼻炎症状を引き起こす病気です。人によりアレルギー症状が出る出ないの個人差がありますが、遺伝による体質や食生活などの環境要因も関係するといわれてます。
急性咽頭炎とは、ウイルスや細菌による感染により、のどに炎症が起こった状態です。主な症状はのどの痛みなどですが、炎症が広がることで鼻水や咳、痰、発熱などの症状を伴います。花粉や黄砂が原因になることもあります。
中耳炎とは、鼓膜の奥にある「中耳」という部分が菌などの侵入により炎症を起こした状態です。急性中耳炎とは、風邪などが原因となり、比較的、短期間で治ることが多いです。発熱、耳の痛み、耳垂れなどの症状が見られます。子どもに多い病気です。特に生後半年〜5歳頃までに多いです。
前庭神経炎とは、突然、激しい回転性めまいを引き起こす病気です。歩行が困難なほどになります。吐き気や嘔吐、冷や汗などの症状を伴います。明確な原因はわかっておらず、安静にすることで2〜3週間程度で症状は改善します。
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