疾患
糸球体腎炎とは、糸球体に炎症が起きる病気の総称です。糸球体は、毛細血管が毛玉のように球状になった器官で、血液をろ過して尿の元になる原尿をつくる働きがあります。炎症により血液をろ過する機能がうまく働かなくなることで、血尿やタンパク尿などの症状がみられます。
診療科目
からだの部位
分類
症状
膀胱炎には、原因の違いでいくつかの種類がありますが、もっとも多いのが尿道から細菌が侵入して膀胱での炎症を引き起こす細菌性膀胱炎です。特に尿道が短い女性がかかりやすい病気とされています。膀胱炎は繰り返しかかりやすいといわれており、予防が大切です。
過活動膀胱とは、何らかの理由により膀胱が過敏になり、繰り返し、強い尿意をもよおす病気です。膀胱が過敏になる原因には、加齢や精神的ストレス、自律神経の乱れなどがあります。外出時や就寝時にも頻尿となるため、日常生活に支障をきたすことがあります。
前立腺肥大症とは、男性の膀胱の下にある前立腺が何らかの原因で肥大し、排尿障害が起こる病気です。前立腺は男性特有の器官です。前立腺は尿道を囲むようにあるため、前立腺が大きくなると、残尿感など排尿に関するトラブルがみられるようになります。
尿道炎とは、病原菌に感染することで尿道に炎症が起きた状態です。多くの場合、性行為により感染する性感染症で、淋菌やクラミジア菌が原因となります。症状は排尿時の痛みやかゆみなどです。自然に治癒することはないため、抗菌薬による治療が必要です。
腎盂腎炎とは、この腎盂が感染することで起こる炎症で重症化しやすい病気です。尿の出口から細菌が侵入し、尿の通り道をさかのぼって腎盂まで達することで腎盂に炎症が起こります。主な症状は高熱と吐き気などです。膀胱炎を伴う場合は排尿時痛などの症状もみられます。
前立腺がんとは、男性の膀胱の下にある前立腺で異常に細胞が増殖することで生じるがんです。前立腺は尿道を取り囲むように位置しています。早期の段階では自覚症状がないことが多いです。進行すると前立腺が肥大するため、尿の出が悪い、頻尿になる等の排尿トラブルが生じます。
腎結石は尿路結石症の1つで、腎臓に結石ができた状態のことをいいます。主な症状は、腰の鈍痛です。ただ、自覚症状がないこともあり、健康診断などで偶然見つかる場合もあります。結石の自然排泄が難しい場合は、結石を砕く治療を行います。
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