疾患
手足口病とは、ウイルスに感染することで手足や口の中に水疱ができる病気です。毎年夏になると乳幼児を中心に流行します。症状は3〜5日程度でなくなるのが一般的です。手足口病の抗ウイルス薬はなく、治療は症状に合わせた処置をする対症療法が中心になります。
診療科目
からだの部位
分類
症状
伝染性単核球症とは、EBウイルスに感染することで発熱や全身倦怠感などの症状がでる病気です。伝染性単核球症の原因はほとんどがEBウイルスです。2〜3歳頃までに感染するとほとんどが無症状ですが、思春期以降に感染すると、約50%の人は伝染性単核球症を発症します。
風疹とは、風疹ウイルスによる感染症です。発熱や発疹が3日ほど続くことから「三日ばしか」とも呼ばれます。症状は、発熱や発疹がみられます。また、リンパ節の腫れが首や後頭部、耳の後ろなどに見られます。近年では予防接種を受けていない成人の感染報告が多くなっています。
ヘルパンギーナとは、コクサッキーウイルスに感染することで発熱や口腔内に発疹ができる病気です。毎年夏になると乳幼児を中心に流行する三大夏風邪の1つです。喉の痛みが強いため、脱水には注意が必要です。
流行性耳下腺炎は、ムンプウイルスによる感染症で、一般的にはおたふくかぜと呼ばれます。症状は、発熱と耳の下や頬の腫れです。3〜6歳の子どもに多い病気です。思春期以降で発症すると、男性は睾丸炎、女性は卵巣炎などの合併症を引き起こすリスクが高まります。
溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌の感染により起こる病気です。症状は、発熱や舌にイチゴのような白いブツブツができる、全身に発疹が出るなどの特徴があります。学童期の子どもに多い病気で、流行のピークは春から初夏にかけてと冬の2回です。
病原性大腸菌感染症とは、ある特定の大腸菌に感染することで、下痢などの胃腸炎症状を引き起こす病気です。大腸菌の中には胃腸炎を起こす種類があり、それを病原性大腸菌といいます。病原性大腸菌は5種類に分けられ、食中毒の原因として知られています。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。感染力が強く、短期間で多くの人に感染が拡大します。日本では、例年、12〜3月頃にかけて流行します。38度以上の発熱と全身のだるさ、関節痛や筋肉痛などの症状が比較的急速にあらわれます。
喘息とは、気管支の慢性炎症が原因で、発作的に激しい咳や呼吸困難などの症状を起こす病気です。気管支喘息ともいいます。発作が起きると、呼吸のたびにヒューヒュー、ゼーゼーという音が鳴るのが特徴です。原因はアレルギー反応であることが多いです。
気管支炎とは、気管支に炎症があることで咳や痰などの呼吸器症状がみられる病気の総称です。急性気管支炎はウイルスなどの感染症によるものが大半です。かぜの鼻水やのどの痛みに続いて、咳や痰の症状が出ることが一般的です。数日〜1週間程度で症状は治まります。
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