疾患
アデノウイルスは、風邪、胃腸炎、結膜炎、膀胱炎など、さまざま症状を引き起こすウイルスです。感染するウイルスの種類によって発症する症状が異なるという特徴があります。アデノウイルスは種類が多いため免疫がつきにくく、繰り返し感染します。
診療科目
からだの部位
分類
症状
ウイルス性髄膜炎とは、ウイルス感染により、脳や脊髄を保護する膜=髄膜に炎症が起こる病気です。特徴的な症状は、発熱、頭痛、嘔吐です。入院治療が原則です。細菌性髄膜炎に比べて経過は良好ですが、重症化すると後遺症のリスクもあるため早期治療が大切です。
流行性耳下腺炎は、ムンプウイルスによる感染症で、一般的にはおたふくかぜと呼ばれます。症状は、発熱と耳の下や頬の腫れです。3〜6歳の子どもに多い病気です。思春期以降で発症すると、男性は睾丸炎、女性は卵巣炎などの合併症を引き起こすリスクが高まります。
溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌の感染により起こる病気です。症状は、発熱や舌にイチゴのような白いブツブツができる、全身に発疹が出るなどの特徴があります。学童期の子どもに多い病気で、流行のピークは春から初夏にかけてと冬の2回です。
病原性大腸菌感染症とは、ある特定の大腸菌に感染することで、下痢などの胃腸炎症状を引き起こす病気です。大腸菌の中には胃腸炎を起こす種類があり、それを病原性大腸菌といいます。病原性大腸菌は5種類に分けられ、食中毒の原因として知られています。
手足口病とは、ウイルスに感染することで手足や口の中に水疱ができる病気です。毎年夏になると乳幼児を中心に流行します。症状は3〜5日程度でなくなるのが一般的です。手足口病の抗ウイルス薬はなく、治療は症状に合わせた処置をする対症療法が中心になります。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。感染力が強く、短期間で多くの人に感染が拡大します。日本では、例年、12〜3月頃にかけて流行します。38度以上の発熱と全身のだるさ、関節痛や筋肉痛などの症状が比較的急速にあらわれます。
風疹とは、風疹ウイルスによる感染症です。発熱や発疹が3日ほど続くことから「三日ばしか」とも呼ばれます。症状は、発熱や発疹がみられます。また、リンパ節の腫れが首や後頭部、耳の後ろなどに見られます。近年では予防接種を受けていない成人の感染報告が多くなっています。
ヘルパンギーナとは、コクサッキーウイルスに感染することで発熱や口腔内に発疹ができる病気です。毎年夏になると乳幼児を中心に流行する三大夏風邪の1つです。喉の痛みが強いため、脱水には注意が必要です。
扁桃炎とは、のどの入り口にある口蓋扁桃(こうがいへんとう)という部分が炎症を起こして発症する病気です。のどに激しい痛みや高熱が現れることが多く、繰り返す場合や、重症化する場合もあるため、注意が必要です。
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