疾患
アデノウイルスは、風邪、胃腸炎、結膜炎、膀胱炎など、さまざま症状を引き起こすウイルスです。感染するウイルスの種類によって発症する症状が異なるという特徴があります。アデノウイルスは種類が多いため免疫がつきにくく、繰り返し感染します。
診療科目
からだの部位
分類
症状
サルモネラ感染症は、サルモネラ菌に感染することで、下痢、嘔吐などの急性胃腸炎の症状がみられる病気です。サルモネラ菌は、食中毒を引き起こす代表的な菌です。20度以上の環境でよく増殖するため、日本では夏場の感染が多い傾向があります。
病原性大腸菌感染症とは、ある特定の大腸菌に感染することで、下痢などの胃腸炎症状を引き起こす病気です。大腸菌の中には胃腸炎を起こす種類があり、それを病原性大腸菌といいます。病原性大腸菌は5種類に分けられ、食中毒の原因として知られています。
便秘とは、3日以上便が出ない、残便感があるような状態をいいます。加齢や出産などにより腸を動かす筋肉の衰えやストレスによる自律神経の乱れ、便意を我慢しがちな生活習慣が便秘を引き起こします。生活習慣の改善が治療の基本となります。
下痢型過敏性腸症候群は、過敏性腸症候群の1つのタイプで、主となる症状が下痢です。腸に異常がないにも関わらず、下痢などの症状を繰り返す病気で、ストレスが関係しています。下痢型は、サラリーマン世代に多いタイプだといわれています。排便すると症状が改善するという特徴があります。
虚血性大腸炎とは、大腸の末梢血管の血流障害により大腸に炎症・潰瘍・壊死が起こる病気です。虚血性大腸炎は、腸に要因がある場合と、高血圧や糖尿病などで血管に要因がある場合があり、中高年に多く見られます。急激な腹痛と鮮血をともなう下痢がみられます。
潰瘍性大腸炎は原因のわからない難病の1つです。腸に慢性的な炎症が起き、腹痛や粘血便、下痢などの症状が見られます。症状は治まったり、また出たりを繰り返すのが特徴です。明確な原因はわかっていませんが、精神的なストレスでも症状が悪化します。
乳糖不耐症とは、乳糖を分解する働きが弱くなることで、下痢や腹痛などの症状をきたす病気です。乳糖は糖類の一種で、乳製品などに含まれます。先天性と他病気が原因で起こる続発性があり、大半は続発性です。乳製品のアレルギーとは異なります。
ウイルス性胃腸炎は、ウイルス感染により、下痢や腹痛、吐き気や嘔吐の症状が現れる病気です。ノロウイルスとロタウイルスが原因となることが多く、子どもや高齢者は重症化しやすいため、保育園・幼稚園や学校、病院、介護施設などで集団感染しないよう注意が必要です。
カンピロバクター感染症は、カンピロバクター属の細菌感染による胃腸炎です。食べ物や水から感染する食中毒の一種で、口を通して感染(経口感染)します。他の細菌による感染性胃腸炎(食中毒)と同様、腹痛、嘔吐、下痢などの症状が見られます。
病気を調べる