疾患
腎盂腎炎とは、この腎盂が感染することで起こる炎症で重症化しやすい病気です。尿の出口から細菌が侵入し、尿の通り道をさかのぼって腎盂まで達することで腎盂に炎症が起こります。主な症状は高熱と吐き気などです。膀胱炎を伴う場合は排尿時痛などの症状もみられます。
診療科目
からだの部位
分類
症状
熱中症とは、気温の上昇や過度な運動により体温調節がうまくいかなくなることで生じる様々な症状の総称です。めまいやほてり、頭痛や吐き気などから、重症化するとけいれんや意識障害も起こり、命に関わる場合もあります。労作性熱中症は減少傾向にある一方、非労作性熱中症が増加しています。
アデノウイルスは、風邪、胃腸炎、結膜炎、膀胱炎など、さまざま症状を引き起こすウイルスです。感染するウイルスの種類によって発症する症状が異なるという特徴があります。アデノウイルスは種類が多いため免疫がつきにくく、繰り返し感染します。
ウイルス性髄膜炎とは、ウイルス感染により、脳や脊髄を保護する膜=髄膜に炎症が起こる病気です。特徴的な症状は、発熱、頭痛、嘔吐です。入院治療が原則です。細菌性髄膜炎に比べて経過は良好ですが、重症化すると後遺症のリスクもあるため早期治療が大切です。
サルモネラ感染症は、サルモネラ菌に感染することで、下痢、嘔吐などの急性胃腸炎の症状がみられる病気です。サルモネラ菌は、食中毒を引き起こす代表的な菌です。20度以上の環境でよく増殖するため、日本では夏場の感染が多い傾向があります。
病原性大腸菌感染症とは、ある特定の大腸菌に感染することで、下痢などの胃腸炎症状を引き起こす病気です。大腸菌の中には胃腸炎を起こす種類があり、それを病原性大腸菌といいます。病原性大腸菌は5種類に分けられ、食中毒の原因として知られています。
前庭神経炎とは、突然、激しい回転性めまいを引き起こす病気です。歩行が困難なほどになります。吐き気や嘔吐、冷や汗などの症状を伴います。明確な原因はわかっておらず、安静にすることで2〜3週間程度で症状は改善します。
腸閉塞(イレウス)とは、さまざまな原因で腸管がふさがって消化物が通りにくくなった状態です。便やガスが排出されなくなるため腹部膨満感や腹痛、吐き気などの症状が見られます。手術による癒着、ヘルニア(脱腸)、大腸がんなどの腫瘍が主な原因です。
食道裂孔ヘルニアとは、本来、横隔膜の下にあるべき胃の一部が横隔膜より上に出ている状態をいいます。加齢による食道裂孔の拡がり、肥満や妊娠などによる腹圧の上昇が原因となります。逆流性食道炎の一因となり、胸やけや吐き気などの症状を引き起こします。
機能性ディスペプシアとは、胃粘膜に何の異常も見られないにも関わらず、慢性的な胃もたれや胃痛などの症状がある病気です。明確な原因はわかっていませんが、精神的なストレスが関係していると考えられています。治療は対症療法と、食生活の見直しが中心となります。
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