疾患
伝染性紅斑とは、ヒトパルボウイルスによる感染症です。両頬が赤くなることから、一般的にはりんご病と呼ばれています。症状は、微熱などの風邪のような症状と両頬が赤くなり、腕や足、お尻などに発疹が見られます。9歳以下の子どもに多い病気です。
診療科目
からだの部位
分類
症状
アデノウイルスは、風邪、胃腸炎、結膜炎、膀胱炎など、さまざま症状を引き起こすウイルスです。感染するウイルスの種類によって発症する症状が異なるという特徴があります。アデノウイルスは種類が多いため免疫がつきにくく、繰り返し感染します。
ウイルス性髄膜炎とは、ウイルス感染により、脳や脊髄を保護する膜=髄膜に炎症が起こる病気です。特徴的な症状は、発熱、頭痛、嘔吐です。入院治療が原則です。細菌性髄膜炎に比べて経過は良好ですが、重症化すると後遺症のリスクもあるため早期治療が大切です。
サルモネラ感染症は、サルモネラ菌に感染することで、下痢、嘔吐などの急性胃腸炎の症状がみられる病気です。サルモネラ菌は、食中毒を引き起こす代表的な菌です。20度以上の環境でよく増殖するため、日本では夏場の感染が多い傾向があります。
水痘とは、水痘帯状疱疹ウイルスにより全身に発疹などがでる感染症です。みずぼうそうと呼ばれます。赤い発疹が水疱へ、そしてかさぶたになるという経過をたどります。すべての発疹がかさぶたになるまで学校は出席停止です。大人が感染すると重症化しやすいといわれています。
帯状疱疹とは、水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症で、痛みを伴う発疹がでる病気です。水痘帯状疱疹ウイルスは、一度感染すると水痘の症状が治まってもウイルスは神経節に潜伏します。免疫力が低下すると、ウイルスが活動を活発化させることで現れるのが帯状疱疹です。
口唇ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルスというウイルスに感染することで、口の周囲や唇に水疱(水ぶくれ)ができてしまう疾患です。疲れや免疫力の低下などで、ヘルペスウイルスが活動を活発化させ発症します。治療は、抗ウイルス薬を使用するのが一般的です。
手足口病とは、ウイルスに感染することで手足や口の中に水疱ができる病気です。毎年夏になると乳幼児を中心に流行します。症状は3〜5日程度でなくなるのが一般的です。手足口病の抗ウイルス薬はなく、治療は症状に合わせた処置をする対症療法が中心になります。
伝染性単核球症とは、EBウイルスに感染することで発熱や全身倦怠感などの症状がでる病気です。伝染性単核球症の原因はほとんどがEBウイルスです。2〜3歳頃までに感染するとほとんどが無症状ですが、思春期以降に感染すると、約50%の人は伝染性単核球症を発症します。
風疹とは、風疹ウイルスによる感染症です。発熱や発疹が3日ほど続くことから「三日ばしか」とも呼ばれます。症状は、発熱や発疹がみられます。また、リンパ節の腫れが首や後頭部、耳の後ろなどに見られます。近年では予防接種を受けていない成人の感染報告が多くなっています。
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